『完勝』といってよい勝利だったと思う。
無論、2点目が取れていればより良かったのは確かだと思うけれど、
それは『100点』だった試合が『120点』になるという感覚であって、
やろうとしていたサッカーができた事に変わりはないのではないか。
大分戦に続いて、しかも敵地で、3位の岡山相手にできたのは完璧だと思う。
ルヴァンの敗戦は、
「どうしてそうなったのだろう」と思っていないと言えばウソになる。
若手の突き上げを期待して、しかし点が取れずPKで負けてしまった。
試合は見れていない。ハイライトも見れていない。
選手の試合後コメントだけは読んだ。
「自分に矢印を向ける」というのは難しい。それはいばらの道だから。
言うほど簡単な事じゃない。
ただそれができる選手がリーグ戦で起用されるという明確な基準が存在してる。
MVPは、矢島だと思う。山原やカルリとの距離感がとても良い。
今日は「右で作る」事が多かった。
そして縦に出すパスが良く通る。
右偏重とみて、清水の左サイドにスペースが空くことがあり、
その間のスペースを巧みに山原と矢島が使い続けた。
また、一つ面白い戦術があった。
後半、原が投入されて3バック(守備時は5バック)にするオプション。
その原が、かなり攻撃参加をすることもある。
「偽CB」という言葉は無いと思うけれど、右サイドを吉田と原の連携で突破したのには
とてもワクワクした。
これで、3位との勝ち点差が6付いた。これは非常に大きい。
あと7試合で今期のリーグ戦の前半が終了する。
毎回書いてしまう事だが…、
どうか今の良い雰囲気が続いていくことを願う。
若手も、ルヴァンの失敗を引きずらないで欲しいが、
「自分に矢印を向ける」選手を俺はずっと応援する。